最後の木曽山崎センター
6/4(日)
この日の教室は木曽山崎センター。
先週、午前中の教室後、午後から野津田公園で2回の演奏に出ているので、ひょっとしたらこの日は生徒さんが少ないかも・・・と思っていたら、来たのはたった1人だけ。ヮ(゚д゚)ォ!
しばらく待っていても誰も来ないので、マン・ツー・マンになることを嫌がっていた。(笑)
すると、さあ始めようかと思った頃、ひょっこりと若い男性の生徒さんがやって来た。半年ぶりくらい?
この人は土日が忙しくてなかなか来れないという人で、土日はドラムを教えているドラマーだ。
やっと1人来たので私を入れて3名になり、久しぶりに私も加わって太鼓を打った。
このドラマーの男性はまだ4回目くらいで、太鼓打ちとしてはまだまだ初心者だが、さすがドラマーだけあって手先がすごく器用。
この日は2人に「ゆうきち」を自分で作って何回も打ってもらったが、このドラマーの男性は太鼓バチで器用にフチ打ちを交えて和太鼓で激しくドラミングしていた。
おおよそ我々では想像もつかないような節(フレーズ)を打っていた。まさにドラムチック。(笑)
八丈太鼓としては少々騒がしいが、だがこれはこれで立派にこの人の誰も真似のできない「ゆうきち」になっている。完全オリジナル。
『下拍子のリズムに合わせて自由奔放に太鼓を叩く!』というのが八丈太鼓。
だから、何が正しいとか、何が正解とかそういったものは一切ない。
何を打っても下拍子のリズムからブレなければ、それで成立するのが八丈太鼓。
なので、打ち手一人ひとりが作曲家。もしかしたらベートーベンを超える作曲ができるかもしれない。(笑)
ただ、人と同じことをやれば笑われるのが八丈太鼓。
まったくもっておもしろい郷土芸能の太鼓で、これがすべての和太鼓の原点になっている。だから飽きない。
なのだが・・・木曽山崎センターはあまりにも人が来ないので、もうここでは教室をやめることにした。
太鼓雑感。